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全国で一番多い神社は八幡神社なわけ
全国に鎮座する神社はや8万社以上にのぼっていますが、
このうちもっとも多いのは八幡神社で約七千八百社あり、
全体の一割近くを占めています。
八幡神社は大分県宇佐市の宇佐神宮(うさじんぐう)、京都
府八幡市の石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)、
神奈川県鎌倉市の鶴岡八幡宮(つるがおかはちまんぐう)が
日本三大八幡宮といわれ、八幡信仰にとって重要な位置を
占めてきました。
その中で宇佐神宮は八幡信仰の総本宮で、八幡大神(やわのおおかみ)、
比売大神(ひめおおかみ)、神功皇后(じんぐうこうごう)の
三柱を祀っています。
宇佐神宮の社伝によると、奈良時代、聖武天皇の東大寺大仏建立にあたり、
八幡大神から天地の神々を率いて大仏建立を成功させるとの託宣が出された
といわれています。
実際に宇佐から東大寺に資金援助が行われていて、八幡大神は外来宗教である
仏教とつながることで信仰を広めるきっかけを得たと考えられます。
さらに平安時代以降、武神として朝廷と武家によって支持されたことが
八幡信仰拡大の要因となり、やがて庶民層にも浸透し、各地で八幡神を
勧請(かんじょう)し、地域の氏神として祀られるかたちで広がっています。
まとめてみますと日本に八幡神社が多いのは、仏教とつながりがあり、
八幡神が武神として朝廷や武家に支持されたことが大きな要因になっている
ということです。
全国の神社数(信仰別) 参考:国神社祭祀祭礼総合調査(神社本庁)
1位 八幡信仰 7817社 2位 伊勢信仰 4425社 3位 天神信仰 3953社
4位 稲荷信仰 2970社 5位 熊野信仰 2693社 6位 諏訪信仰 2616社
7位 祇園信仰 2299社 8位 白山信仰 1724社 9位 日吉信仰 1724社
10位 山神信仰 1571社
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