神社の御神体にもいろいろあります。

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御神体は神霊の依り代(よりしろ)とされるもので様々なものがあります。

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御神体とは

 

神社はもともと天から降臨する神の仮の宿ともいわれます。

 

御神体というのは、降臨した神が人間の世界に滞在するという考えに基づき、何らかの物体を

神と同様に神聖視するものといえます。

 

御神体とされるものは神社によってさまざまで、自然に作られたものや、人工的なもの、

神像・画像などもあります。

 

御神体の中には神社の宝とされているものも多く、神職者でも特別な神事を除いてふだん

見ることが出来ません。

 

主な御神体一覧

 

 

山「霊山(れいざん)・神体山(しんたいさん)」

 

神社祭祀の原点ともいわれ、現在でも霊山・神体山を祀る神社は数多くあります。

 

神体山は神奈備(かんなび)という神の宿る山で、古くから信仰の対象とされていました。

 

奈良の大神神社は山そのものを御神体とし、本殿を持たない古い祭祀形態をとる神社として

代表的なものです。

 

岩「磐座(いわくら)」

 

磐座は、古くから自然の巨岩や奇岩といったものが神の宿る磐座と呼ばれ、ご神体として

祀られてきました。

 

磐座信仰は神体山信仰とも深い関係があり、神体山に降臨した神が常在する一種の目印の

代表的なものが磐座といえます。

 

石・石棒(霊石)

 

石・石棒も神が依り憑く呪物ですが、一般に巨大な石は岩と同じように磐座として祀られ、

小さい石は祈願用のお守りにされたりします。

 

木「神木・霊樹(れいじゅ)」

 

御神体の代表的なもので、スギ、クスノキ、カシ、ケヤキ、イチョウ、ナギ、タブノキなど

様々で、祭神に由来する樹木が祀られることが多いようです。

 

鏡「神鏡・霊鏡」

 

鏡は、剣、玉とともに「三種の神器(さんしゅのじんぎ)」の一つで、人工物としては最高の御神体

といわれます。

 

奈良県の鏡作坐天照御魂神社(かがみつくりにますあまてるみたまじんじゃ)は天岩戸神話

(あまのいわとしんわ)にちなむ鏡(三角縁神獣鏡)を御神体としています。

 

刀剣「霊剣・神剣」

 

刀剣を御神体とする神社は武神などを祀る神社が多く、代表的なものとして、愛知県の熱田神宮の

宝剣・草薙剣(くさなぎのつるぎ)が有名です。

 

玉(ぎょく)「宝石」

 

代表的なものに「三種の神器」の一つである勾玉(まがたま)がありますが、その霊力は

清浄な力を吸収して集め、邪悪な力を退けるといわれています。

 

滝「霊瀑(れいばく)

 

滝も古くから自然信仰の対象とされてきました。

 

代表的なものでは、和歌山県の那智の滝が有名です。

 

温泉(れいせん)

 

火山の多い日本では古くから心身を癒すことと深く関係することから、温泉地の神社などでは

御神体とする例が多くあります。

 

星「尊星(そんじょう)」

 

星を御神体とする神社には、隕石が降ってきたとされる降星(流星)降神伝説などを由来とする

大阪府の星田妙見宮(ほしだみょうけんぐう)、岡山県の星尾神社(ほしおじんじゃ)

などがあります。

 

 

 

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