神社のお祭りは大祭・中祭・小祭にわけられる

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神社のお祭りは由緒や規模などによって祭式が分けられます。

 

祭りは神社本庁の規定に定められていて、規模や由緒、歴史や伝統、公共性などから

区分されます。

 

人々は昔から、豊漁・豊作や厄災の除去を願って、食べ物や舞楽を神に捧げました。

 

その祭を執り行う場であり、神が御座す(おわす)場所として作られたのが神社です。

 

現在、神社で行われる祭祀は三つに分けられ、国家規模の特別な祭りは「大祭」、次いで

公共性が高い祭りは「中祭」、それら以外の祭りが「小祭」です。

 

このほか天皇が国家・国民の幸福を願う「宮中祭祀(きゅうちゅうさいし)」や各家庭で行う

「家庭祭祀(かていさいし)もあります。

 

また祭祀をどのように実行するかは、律令制(りつりょうせい)のあった飛鳥時代に定めた

「神社祭式」によってとり行われます。

 

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大祭にあたる祭祀

 

国家規模の特別な祭りで、以下の三つの要素に分けられます。

大祭にあたって神職は正装で臨みます。

 

歴史と伝統があり、国家公共性が高いもの

祈年祭(きねんさい)、新嘗祭(にいなめさい)

 

祭神の遷御(御神体を移すこと)を伴うもの

遷座祭(せんざさい)、合祀祭(ごうしさい)、分祀祭(ぶんしさい)

 

特別の由緒があるもの

例祭(れいさい)、鎮座祭(ちんざさい)、式年祭(しきねんさい)など

 

中祭にあたる祭祀

 

大祭に次いで公共性が高く、年中行事の意味がある祭りが多くあります。

中祭にあたって神職は礼装(斎服)で臨みます。

 

歳旦祭(さいたんさい) 1月1日の元旦を祝う祭り

元始祭(げんしさい)      1月3日に行われ、皇室の始まりを祝う祭り

紀元祭(きげんさい)      2月11日に行われ、日本の建国日を祝う祭り

神嘗奉祝祭(かんなめほうしゅくさい)  10月17日におこなわれる祭り

明治祭(めいじさい)   11月3日に行われ、文化と産業の発展を祈る祭り

天長祭(てんちょうさい)   12月23日行われ、今上天皇の誕生を祝う祭り

 

小祭にあたる祭祀

 

大祭や中祭に含まれないすべての祭祀を指します。 神職は常装で臨みます

 

また大祭や中祭の重要な行事である本殿の扉の開閉は小祭では行いません。

 

小祭の一部例をあげると、

月次祭(つきなみさい) 毎月1日に行われる祭り ※伊勢神宮だけは大祭として一年に2回

除夜祭(じょやさい)   12月31日に行われる祭り

日供祭(にっくさい)    毎日行われる祭り

 

上の一覧のように月次祭は基本的に毎月1日に行われますが、例外として伊勢神宮のみ

一年に2回6月と12月に行われます。

 

 

 

 

 

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