仏事でやってはいけないこと一覧
仏壇に供えてはいけない花や供え方があります。
仏事のなどの特別な場合は、曼殊沙華(まんじゅしゃげ)や夾竹桃(きょうちくとう)のような
毒のある花、ボケの花のようにトゲのある花、または悪臭を放つ花は控えるようにします。
花の供え方として礼拝する側を花の表側になるようにします。
位牌だけ置く仏壇はNGです。
一般家庭の仏壇でも主役となる本尊仏というものがあります。
その本尊を置かないで位牌だけを祀っている家もあるようですが、それはNGです。
仏様を拝むときはまず本尊を拝み、それから位牌を拝みます。
友引の日の葬儀はいいの?
一般的に友引の日は「友を引く」とされ、葬儀をさけるならわしがありますが、もともとは中国から
入ってきた暦法の六輝(先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口)の内の一つで「共に退く=勝負なし」
という意味だったのが、いつの間にか「友を引く」という間違った解釈になったようです。
宗派によってはこの俗信を固く戒めているところもあるようです。
しかし実際には友引の日は火葬場の公休日になっているので、結果的に友引の日には葬儀はできない
事になっているのが現状です。
お悔みに使ってはいけない言葉があります。
葬儀や告別式に出席したとき、遺族へお悔みの言葉を伝えますが、その場合使ってはダメな言葉が
いくつかあります。
たとえば「重ね重ね」、「かえすがえす」、「またまた」、「たびたび」のように不幸を繰り返す
暗示的な言葉は避けるべきです。
また「死ぬ」、「生存中」、「自殺」、「心中」などの生々しい言葉や、「浮かばれない」「迷う」
なども使ってはいけない言葉です。
弔辞で注意すべき言葉があります。
仏式の葬儀で弔辞を読むとき、注意すべき言葉があります。
故人がどの宗派に属しているかで言葉を選ぶことが大切です。
例えば浄土真宗では、「草葉のかげで」は「お浄土で」といい、「永眠」は「往生」、
「天国」は「お浄土」、「ご冥福を祈る」は「しのんで念仏する」などです。
そのほかに「昇天する」はキリスト教の言葉で、仏式では使いません。
香典や供物を受け取ったとき「ありがとうございます」はNG!!
葬儀のとき香典や供物を受け取ったとき、「ありがとうございます」はふさわしくないとされて
います。
その場合「ごていねいに恐れ入ります。故人に代わりまして、お礼申し上げます。」というほうが
ふさわしいとされています。
ただし弔問に来てくれたことに対しては「ありがとうございます」で差支えありません。
喪中にお中元・お歳暮は条件付きで贈れます。
お中元やお歳暮はお祝い事ではなく、日ごろの感謝の気持ちを表すものなので、相手が喪中でも、
送り主が喪中でも贈って差し障りはありません。
ただし四十九日までは避けて、忌明け後に包みの表書きを「お中元」を「暑中お見舞い」、
「お歳暮」を「寒中御見舞い」に変えて贈るようにします。
喪中の場合百か日まで慶事の出席は控えたほうが無難です。
近親者が亡くなったときはその年は喪中となり、十二月の年賀郵便の受付開始前までに到着するよう
「年賀欠礼の挨拶状を出します。
もし年賀状をいただいた場合には新年を迎えてから「寒中見舞い」を兼ねて喪中につき失礼したこと
を相手に伝えます。
喪中に年を越す場合は、正月のお飾りや年始回りはせず、初詣も控えます。
さらに、慶事への出席はなるべく見合わせ、少なくとも百か日までは結婚式、誕生パーティー、
落成式など祝い事は招待されても遠慮したほうが無難です。
四十九日前のお盆は新盆となりません
故人が亡くなってから初めて迎えるお盆を「新盆」といいますが、故人が亡くなって四十九日たって
ない場合、新盆は翌年に持ち越されます。
これはお盆にご先祖様が山から帰ってきますが、亡くなってから四十九日経ってない場合は、
まだ山に着いてないので、翌年に新盆が持ち越されるのがならわしとなっているからです。